土壌対策

汚染地の価値まで再生させる土壌対策

土壌汚染対策

独自製剤「ASA-SOIL-K」が土壌の有害物質の無害化

「ASA-SOIL-K」は土壌汚染対策法で定められた有害物質のほとんどに対応する無害材料です。汚染状況によって配合を調整。化学反応による無害化を実現するとともに、外部からの有害物質流入を防ぐ不溶化作用を両立することができます。即効性が高く、硬質でも軟質でもない良質な土となるため植栽も可能。

汚染された土地の再利用はもちろん、低下した価値を再び高めることにより、土地の所有者、購入者双方に大きな安心感と安定した資産価値を提供できるようになりました。


メリット1 的確な工法・費用を提示

「土壌汚染対策法」に示された基準値内に土地を改良します。
汚染の内容・状況に応じた適切な工法と費用を提示いたします。


メリット2 低下した資産価値を向上

土壌汚染がもたらす健康被害リスクを抑え、周辺生活環境に安心をもたらす他、土地の資産価値を高めることができます。

土壌汚染の現状とリスクを知る

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工場跡や農地跡などの土壌中に重金属類をはじめ第一種、第三種特定有害物(ダイオキシン、PCB、有機化合物など)が蓄積された状態が土壌汚染です。周辺環境にも健康リスクを生じるなど深刻な被害を生じかねない反面、目に見えにくいため問題が表面化しにくいという問題も指摘されています。汚染された土地の資産価値は低下し、経済的損害も少なくありません。

土壌汚染対策法に規定されている特定有害物質25品目・26項

分類 項目 溶出量基準
(mg/l)
含有量基準
(mg/kg)
健康への影響 主な用途
(現在禁止されているものも含む)

1






四塩化炭素 0.002以下 - 麻酔作用、目まいなど フロンガス原料、溶剤など
1,2-ジクロロエタン 0.004以下 - 麻酔作用、肝・腎障害など 塗料溶剤、洗浄、抽出など
1,1-ジクロロエチレン 0.02以下 - 神経衰弱、肝障害など 溶剤、医薬など
シス-1,2-ジクロロエチレン 0.04以下 - 麻酔作用、皮膚の脱脂など 溶剤、医薬など
1,3-ジクロロプロペン 0.002以下 - 肝・腎障害の疑いなど 農薬(殺虫剤など)
ジクロロメタン 0.02以下 - 麻酔作用、嘔吐など 溶剤、冷媒、脱脂剤など
テトラクロロエチレン 0.01以下 - 頭痛、嘔吐、目まいなど ドライクリーニング溶剤、原毛洗浄など
1,1,1-トリクロロエタン 1以下 - 麻酔作用、肝・腎障害など 溶剤、金属の常温洗浄など
1,1,2-トリクロロエタン 0.006以下 - 麻酔作用、肝・腎障害など 溶剤、金属の常温洗浄など
トリクロロエチレン 0.03以下 - 頭痛、嘔吐など 金属表面の脱脂洗浄、羊毛の脱脂洗浄など
ベンゼン 0.01以下 - 麻酔作用、頭痛など 燃料混入など

2






カドミウム 0.01以下 150以下 悪心、嘔吐など 合金、電池、めっき、顔料など
六価クロム 0.05以下 250以下 嘔吐、腹痛など 酸化剤、めっき、触媒、写真など
シアン 不検出 50以下
(遊離シアン)
呼吸困難、頭痛など めっき、試薬、触媒など
水銀 0.0005以下(かつアルキル水銀不検出) 15以下 知覚・言語障害、四肢麻痺など 電解電極、水銀灯、医薬、顔料など
セレン 0.01以下 150以下 悪心、目まいなど 半導体、光電池、鋼材の防食被覆など
0.01以下 150以下 腹痛、嘔吐など 合金、はんだ、活字、水道管など
ヒ素 0.01以下 150以下 嘔吐、下痢など 半導体製造、殺虫剤など
ふっ素 0.8以下 4,000以下 班状歯の発生など ガラス加工、金属表面処理、冷媒など
ほう素 1以下 4,000以下 嘔吐、下痢など ガラス原料、防腐剤、殺虫剤など

3






シマジン 0.003以下 - 頭痛、嗅覚喪失など 農薬(除草剤)など
チオベンカルブ 0.02以下 - 嘔吐など 農薬(除草剤)など
チウラム 0.006以下 - 咽頭痛、発疹など 農薬(殺菌剤)など
ポリ塩化ビフェニル 不検出 - にきび状発疹、色素異常沈着など 触媒、電気絶縁体、変圧器など
有機りん 不検出 - 脱力、頭痛など 農薬(殺虫剤)など

土壌の汚染に係る環境基準(平3環告46、改正平10環告21)と項目・基準値は同じ
これらの有害物質のほかにも、ダイオキシン類やフェノール類など、各都道府県の条例において土壌調査の項目に含まれているものがあります。

土壌汚染対策フロー

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土壌調査から汚染対策作業フロー

土壌改良

土壌固化剤「ASA-SOIL-N」が土壌の改良・再生、再資源化を実現

ASAが開発した「ASA-SOIL-N」は施工性、経済性、低環境負荷のいずれにも優れた土壌固化剤です。建設残土、建設泥土、汚泥など、多くの土木・建設現場で発生する建設副産物と撹拌することにより良質な土へと改良・再生しリサイクル促進します。従来のセメント系固化剤とは異なり六価クロムや有害物質の成分がないため環境負荷なく改良され、なおかつ従来のセメント系・石灰系固化剤以上の品質を確保します。


メリット1 無害で高い改良効果

固化剤「ASA-SOIL-N」は無害な材料を使用しているため環境面でも安心。固化後土壌としての緑化再生も可能です。
対象土と混合した際、早期にpHが下がりリサイクル用途の範囲を広げ、改良土の価値を高めます。


メリット2 コストダウンに貢献

従来の科学的固化剤に比べて低コスト。
また、特殊な混合設備やプラントが不要で、バックホウ等の汎用重機で作業できるため設備費も抑えることができます。


メリット3 即効性と高生産性

必要強度に対して発現時間が早く、早期に改良土として有効活用できます。
セメント系固化剤でないため、容易に再掘削ができ、改良施工後も再リサイクルが可能です。

建設残土のリサイクルにおける課題

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建築残土や建築泥土など、建設工事にともなって生じた建設副産物は、現状では大半が産業廃棄物として処理されています。こうした現状は環境保全の視点からも見直しが必要で、今後はさらに土資源の有効活用を促進してゆくことが求められています。

なお現在、残土・泥土・汚泥などをリサイクルする上で固化剤が使用されていますが、その成分に六価クロムを始めとする有害物質が認められるケースもあり問題となっており、あくまでも環境リスクを伴わない無害な土壌改良材/固化剤が待たれています。

施工方法

【1】事前調査

ラボ試験 / 室内試験

【2】現地調査

添加量の決定

【3】対象土量の確認

固化投入 / 重機及び改良機にて攪拌

【4】固化

改良強度の確認 / 養生

【5】運搬

リサイクル先及び埋め戻し先に運搬

適用範囲

  1. 池・河川・砂防ダム等の有機性堆積土・浚渫土の無害な良質土への改良
  2. 軟弱地盤の無害な改良
  3. 土の状況(泥土の構成物質、粒子径、腐敗土、繁殖微生物、pHなど)
  4. 路体・路床の改良(軟弱現場での重機等の工事用仮設道路確保)
  5. 軟弱土改良での田畑への無害な復旧

S-SOIL-Nの化学成分と性状

化学成分 形状 粉体(含有比5%以下)
SiO2 原料 無機系産業副産物(エコマーク商品、リサイクル資材)など
Al2O3 重金属類の含有 環境基準値以下または不検出
SO3 嵩比重 0.7~0.9(t/m3
CaO 荷姿 フレコンバック(1t、(0.8t、0.6t))バラ、小袋(10kg、20kg)
MgO,Fe2O3 公的認定 エコマーク商品認定、愛知県リサイクル資材認定

改良土の固化強度比較データ

未処理士 土質 含水比(%) 湿潤密度(g/cm
シルト混じり粘性土 57.8 1.628
  固化材添加料(kg/m3 添加率(%) コーン指数qo(KN/m2
S-SOIL-N 40 2.5 353
80 4.9 781
120 7.4 1368
石灰系固化 40 2.5 294
80 4.9 620
120 7.4 1245
セメント系固化材
(六価対応)
40 2.5 211
80 4.9 464
120 7.4 910


施工実績

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